悩む男性と薬を飲む男性
薬を取っている様子

男性の性行為における問題として重要なのは、ED(勃起機能障害)と早漏です。EDは加齢や糖尿病などの生活習慣病との関与があり中高年以降の年齢のかたに多い傾向があります。これに対して早漏は若年齢でも悩みをかかえていることが多いという特徴をもっています。早漏の男性では、女性に性的に満足感を与えることが困難でなるので、パートナー間の葛藤の問題になっていることも珍しくありません。解決するべきデメリットには、どのようなものがかんがえられるのでしょうか。

早漏は性行為の満足度を低下させる以外にも、様々な影響が

年令を問わずに性行為に関する悩みで多いのは早漏とされています。ED(勃起機能障害)は、加齢や生活習慣病なども関与することが多いので、中高年以降の年齢の男性が遭遇する傾向がありますが、射精機能をコントロールできないというのは、加齢だけではなく日常的なストレスが原因になっていることが多いからです。

性に関する悩みは微妙な問題で口外することもあまりないのが普通なので、客観的にイメージするのが難しい側面がありますが、実は早漏に悩む男性は相当な数に上ると推計されています。もっとも悩みをかかえているとは言っても、セックスの時の射精までの時間が短いにすぎない、と矮小化されたイメージで認識されることが多いわけですが、配偶者やパートナーとの関係性や社会生活に至るまで様々な局面でデメリットを及ぼす可能性が高いことは改めて認識する必要があります。

このような悩みをかかえていることのデメリットには、どのような状況が想定されるのでしょうか。まず男性の性的イメージに関係することですが、直接直面することになるのではセックス時に女性に満足を与えることができない点があります。多くの場合、挿入後1分以内に射精することが多いようですが、中には挿入前に射精をしてしまって性行為が成立しないまま終わってしまうことも珍しくありません。

こういった事実関係を前提にすれば、セックスで女性を満足させることができないといのはあまりに自明でシンプルなようにも思えます。しかし性行為に向き合うに当たっての男性と女性のメカニズムの違いが、相手方に対する愛情や信頼感の程度に繁栄される可能性もあることは念頭に置く必要があります。

そもそも男性は性器に物理的刺激を加えればリアルタイムで興奮を高めることが可能で、短時間で絶頂に達することができます。射精と言う結果に到達するかぎり、何らかの形で性的欲求は解消されるので、さほど不満足を感じることは無いと言う特性を持っています。これに対して女性の場合は、性的刺激の強さに比例して、瞬時に興奮状態が短時間で高みを目指すと言うようなメカニズムからは程遠い特性を持っています。

それなりに長い時間をかけて膣内を刺激して初めてオルガニズムに到達することが初めて可能になります。つまり男性器を挿入後にしばらくのあいだピストン運動し、継続的に刺激を与えることがない限り性的満足感を得ることができません。男性にとっては射精までの時間が短い点について申し訳ない気持ちを持っていても、それなりの性的快感は得ています。ところが女性にとってみれば、ほとんど性的満足を得ることができないままとなり、不満は相当高いレベルになります。この男女の性的絶頂を巡るメカニズムのちがいが、深刻な心理的葛藤をもたらす原因となり、最悪の場合には関係性の破綻にもつながる訳です。

そして早漏の経験を積み重ねると、男性にあってもより深刻な状況に発展する可能性があります。射精を自分の意思でコントロールできないことで、女性に性的満足を与えることができない失敗体験が重なると、男性としての自信を喪失し、勃起機能障害(ED)を発症するリスクが高くなるわけです。

本来は勃起機能と射精機能の障害は発症メカニズムはことなりますが、いずれもストレス蓄積や恒常的不安感や緊張状態の心理的素因が大きく影響を与えることが知られています。早漏に加えてEDまでも併発してしまえば、性行為にあたえる悪影響は明らかで、より深刻なステージに突入することになるでしょう。

そして男としての自信を喪失すると、ひいては男性ホルモン分泌の様な現象までも引き起こします。男性ホルモンは性欲を喚起したり、男性らしさをもたらす作用を持っていますが、闘争心の源泉としても重要です。早漏の影響で男性らしさに自信が持てないことで、競争心や闘争心が減退し、社会的出世などは難しくなる、といったデメリットにもつながる訳です。